大猿川周回尾根 - わたらせからの風 みどり近辺の山々
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大猿川周回尾根 つつじヶ峰、小峰通り 地図

つつじヶ峰 赤城山の広い裾野、その南麓には、いくつかの支尾根が延びています。
おおさる山乃家のある大猿川の西側のつつじヶ峰を登り、横引き尾根に出て、
茶の木畑峠から、東側の小峰通りを下ります。

おおさる山乃家にふたつある駐車場の右手の山寄りにある駐車場から
スタートです。乙女の滝・大猿の滝の案内板が立っています。
筆者の後からクルマが一台到着しました。彼は、乙女の滝へ行くそうです。
筆者は、上ってきた道路を鳥居まで下ります。
茶の木畑峠 標高 1,443m(取材日:2014.6/2 月)


澳比古神社鳥居

以前乙女の滝を訪問した時は、無残にも鳥居が倒れていました。
きょうは、しっかりと朱の鳥居も再建されています。
すぐ上に新しいトイレもできていました。

おおさる山乃家

右にあずまや

登山口

登山口

おおさる山乃家の建物を右に見て進みます。






右手の沢が湿生植物園になっているようです。
その上手のあずまやのある地点の山側に登山口があります。








笹の中を斜めに山に入ってゆきます。鳥居から5分ほどです。

注意しなければいけないのは、
林道を詰めてゆくのではないということ。
乙女の滝を訪れた際に登山口を探しながら歩いたのですが、
てっきり林道を詰めてゆくと思っていました。

合流点

のっけから、笹原の道で気分がよく、登ってゆきます。






15分ほどで、滝沢不動尊側の林道にある登山口からの
ルートとの合流点に着きます。左側から合流しています。
道標の後ろ、木の下に石碑が立っていますが、
何の石碑なのでしょう。当然文字も判読できません。

笹の道

合流点

やせ尾根

山ツツジ

スカイボルトラインの尾根

やせ尾根

合流点から、つつじヶ峰を辿るのですが、
ツツジも多く現れる期待。
しかし、結構やせ尾根です。
両側が崩落している場所も現れます。



期待していたツツジは、時期を過ぎてしまっており、
咲き残りの山ツツジは、結構見られました。








左下から、水の落ちる音も聞こえてきます。
ちょうど不動大滝のあたりでしょうか。
また左に見える尾根は、
スカイボルトラインの自動車道がある尾根です。

崩落上の山道

登山道の直下まで崩落しており、
この道がいつまで維持できるのか、と心配になります。
いずれは、この登山道も崩落してしまうのでしょうね。

崩落

銚子の伽藍

小峰通り

銚子の伽藍

延々と登り続けること、登山口から1時間半。
左斜め前方に山が切り落ちた銚子の伽藍が見えてきました。
とともに水の流れ落ちる音も大きくなりました。




右には、復路の予定の小峰通りの尾根も見えます。

さねすり岩

最後の崩落地点を越えると、
太田蜀山人の歌碑が立つさねすり岩です。

 「さねすりの 岩を跨ぎて 紅つつじ
     麓の茶屋の たぼ(若い女性)のゆもじ(襦袢)か」

以上が記された歌碑ですが、色っぽい狂歌ですね。

最後の崩落地点

さねすり岩、太田蜀山人の歌碑

横引き尾根直下

横引き尾根

地蔵岳

歩いてきたつつじヶ峰

横引き尾根を行く

横引き尾根

さねすり岩を越えれば、もう横引き尾根です。
こちらも以前、銚子の伽藍を訪れた際に歩いています。















木立越しに地蔵岳長七郎山が見えています。



















振り返れば、いま歩いてきたつつじヶ峰の尾根。









そして、ここは勝手知ったる(といっても2回目)横引き尾根。
もう登りもないことを知っており、
軽やかに、平らな尾根道を東の茶の木畑峠へ向かいます。
ところどころ山ツツジ、ミツバツツジが残っています。

茶の木畑峠

10分ほどで茶の木畑峠の園地に到着です。
小沼・おとぎの森からの道、小峰通りの道が合流しています。

当然、人は誰もいません。日陰を探して昼食です。

茶の木畑峠

小峰通りへ下る

小峰通りへ

峠の東に下る道が小峰通りへの道です。
これを下って、おおさる山乃家へ戻ります。

こちらは、崩落した個所もほとんどなく、笹原の道で歩きやすい。

追分

10分ほどで追分と呼ばれる分岐点。
左方向へ梨木へ向かって下るようです。

追分
岳人岩

岳人岩

5分で、岳人岩。そそり立つ方形の岩です。
山びとのように見えたのでしょうか。

雨やどり岩

さらに8分、雨やどり岩。
岩の下が抉れていて、雨やどりできるということでしょうが、
現在は猫が雨やどりできるくらいの隙間しかありません。

つつじヶ峰も、この小峰通りも木立の中を歩くので、
5、6月というのに、猛暑日となった、
この日も比較的ラクに歩けました。

木立の中を

雨やどり岩

杉の植林地現る

梨木への分岐

駐車場へ向かって下る

下山口

あやめ

杉の植林地

下り始めて35分。左側が杉の植林地となります。






さらに15分で梨木への分岐の道しるべがあります。









そして、木の階段が現れてくると、
道は電光を切って、おおさる山乃家へと下ってゆきます。

クルマを置いた山側の駐車場が見えてきました。






下山地点は、道路から、山側の駐車場へ向かう途中です。








おおさる山乃家の園地のあずまやで一休みして、家路につきます。
あずまやの前に、紫のアヤメが一叢咲いていました。

ツツジの咲く時期を狙って、このコースを歩く予定で、
ようやく今年実現したのですが、もはや手遅れ。

これから、赤城山はレンゲツツジの季節にはいります。
きょうは、長い登りを歩いたという実感のみでした。

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